Pang'ono Pang'ono  

アフリカの最貧国、そしてWarm heart of Africa と呼ばれているマラウイでの生活。 Pang'ono Pang'ono はマラウイの言葉で ”すこしずつ すこしずつ” ”ゆっくり ゆっくり”という意味です。

ショートトリップ

 先週末は先輩たちといっしょにマラウイ中部を訪ねる旅。

まず訪れたのは、先輩隊員が活動しているセカンダリースクール。マラウイは小学校に位置するPrimarySchoolが8年間、その後SecondarySchoolが4年間ですが、留年や復学も多く、生徒達の年齢はまちまちです。

今回の目的は、蓄電機を学校に進呈することと、生徒達に対してキャリアトークを行うことのふたつ。マラウイの教育現場を訪れるのは初めてのわたし。久しぶり?の教壇に、ワクワクドキドキ。生徒達の真剣なまなざしと、厳しく指導する先輩隊員の熱い姿勢に心が引き締まります。

f:id:nochiko19:20130209125159j:plain
キャリアトークでは、将来の夢を持って欲しいという願いを込め、これまでの仕事や、マラウイでの活動について話をしました。生徒からの質問では「学生のときはどんな科目が好きだったか?」と尋ねられ、「地理や歴史の授業が好きだったという話や、本を手にすることが難しい国だけど、たくさん本を読んで欲しい」ということを伝えました。先輩隊員の流暢な英語を聞くと、もっともっと勉強しなくては!と奮い立ちました。
最後「10年後の夢、5年後の夢、3年後、1年後の夢、今日すること!」というテーマになり、将来JICAで働きたいという学生もいて、理解が深まった一日になったようです。肝心な私自身は10年後、何をしてるんでしょうかね・・・?笑

 f:id:nochiko19:20130209125612j:plain

最後にお礼に生徒達が歌ってくれたゴスペルが素晴らしく、全身鳥肌が立ちました。どうしてこんな素敵なハーモニーが生まれるのか、ホントすごい!


その後は、リロングウェから車で約1時間程のデッザDedzaの町へ。
パーカーをひとつ持っていった方がいいよという先輩のアドバイス通り、高原に位置するデッザは避暑地のようで、爽やかな空気が心地良く、緑が美しい町です。


マラウイで1番おいしいと評判のチーズケーキを求めて「デッザ・ポッタリー」へ。レストランやカフェ、宿泊施設も揃えた陶器の工房です。

f:id:nochiko19:20130209154940j:plain

念願のチーズケーキは大人にホール買い!(写真はアップルパイですが)生クリームと特製ベリーソースをたっぷりかけて、やっぱりみんなとホールで食べるから余計に美味しいのかも!絶対にまた食べたい!欲しかったデザインのポットもおみやげに買えて大満足!ポッタリーでは工房体験も出来るので、観光にもおすすめです。


夜は、料理隊員と間違われるほど料理上手な先輩のお家でご馳走になりました。日本からのおせちのさしいれもあり、旧正月気分を盛り上げてくれました。f:id:nochiko19:20130209174340j:plain

水を一滴も使わず野菜の水分とブランデーだけでダッチオーブンで2時間かけて作る先輩特製のスタッフ・ド・チキンが絶品!揚げたてのサーモンクリームコロッケは涙もの!他にも、自家製ピリ辛しょうゆを使った中華風前菜や、旬のアボカドをたっぷり使ったサルサ、デッザ名産のじゃがいもサラダ、日本のカレー!、リンゴのコンポートがのったバウンドケーキも美味しくて、食べきれないほど!これ全部手作りだからホントすごいよね~。


翌日は、日本からの援助で建設されたブワンジェの灌漑施設と精米事務所を社会科見学。ダムマニアな先輩と訪れた利根川河口堰を思い出し、ちょっと楽しかったですw

f:id:nochiko19:20130210144655j:plain


リロングウェから少し離れただけなのに、全然違う風景に大興奮!車のオープンルーフから顔を出して一眼レフの撮影はサファリ気分で盛りあがります!!

f:id:nochiko19:20130210145943j:plain

次に訪れた、湖に近いサリマの街は、暑いことで有名。雨期のこの時期は大丈夫でしたが、12月のピーク時には一日に3回水浴びしても暑いらしい!停電時には食べられないという幻の?名物アイスも食べられてラッキー!これまた美味しかった!

f:id:nochiko19:20130210162046j:plain
1泊2日の小旅行でしたが、盛りだくさん。やっぱりマラウイ国内も場所がちがうといろいろ違っておもしろい!みなさまに感謝。