クリスマスとチキン
ちょっと遅いですが・・・クリスマスのお話。
暑いマラウイにもクリスマスはやってきました。そしてクリスマスチキンの準備!今年は近郊の隊員が集まって、生きたにわとり二羽を捌きました・・・。
残酷~って思うでしょ!?でも、私たちがスーパーで買ってくる鶏肉だって、ケン○ッキーのチキンだって、誰かがどこかで絞めてるはずです。
自分たちで絞めたチキンだからこそ、無駄なく最期まで命を「いただきます」しました。さっきまで生きていたんだぁと温かさで実感し、スーパーの売り場で見ている鶏肉の形に近づくと不思議な気分でした。ハツもレバーも砂肝もポンジリもどこにあるか、捌いてみて初めて知りました。
ちょっと残酷なので、無理な方は写真スルーしてくださいね。
鶏の捌き方
①足を持って逆さまにつるし、首を頚動脈から切り落とす。
きちんとした位置に刃をいれると血は少ししか出ず、鶏の苦しみも最短で済むようです。ごめんねと言いながら先輩隊員が上手に行ってくれました。
②沸いたお湯につけて、毛穴を開かせる。
沸かしておいたお湯につけるとかんたんに毛穴が開きます。
③きれいに羽をむしりとる。
毛穴が開いているので、手でかんたんに羽が抜けます。エステのように滑らかになっていく鳥肌。短い羽もきれいにとります。
ちなみに左の茶色の締まったからだが「ローカル」と呼ばれている地鶏(一羽1200KW=約400円)で、右の白色のチキンが「ブロイラー養殖」(一羽1500KW=約500円)です。地鶏の方が安いというのがマラウイですよね。今回は違う2羽で味比べです。
④おしりから開いて中身を取り出す。
大学で動物生態学を専攻していた同期が、動物骨格見本を作っていた鮮やかな手つきで生態を教えてくれました。もも肉、手羽、むね肉、ハツや砂肝などいつも見ている形になっていきます。
⑤料理する
ブロイラーの方が脂身が多いので、先輩隊員お手製のローストチキンにして、おなかに野菜をつめてオーブンへ。地鶏はしょうが醤油でからあげにしました!
食べ終わった鶏がらでダシを取り、しめのラーメンで最期まで完食!
最期までおいしくいただきました。鶏さんありがとう。
クリスマス ヤビーノ!(よいクリスマスを!)